『旅するクララ、フランクフルトで過ごした人生最後の日々』・・・本公演完売のため、急遽決定!

晩年のクララの魂を絶えず揺さぶり続けたブラームス、そしてヨアヒムをはじめ音楽仲間、弟子達が集ったフランクフルト、ミリウス通り32番地、息子たちの早すぎる死を受入れ、心労をかかえつつも最後まで真実の音楽と愛を求め続け、娘達に見守られて、クララはこの家からひとときも忘れた事のない夫ロベルトの元へ旅立ちました・・・トップ奏者としてこの地で輝き続けている野田氏と共に奏でます。(八十嶋洋子)

2018(H30)年11月25日(日)

11:15 開演 (11:00開場)

銀座ヤマハ・スタジオ (ヤマハ銀座ビル 地下2F)


【プログラム】

クララ・シューマン編曲:ペダルフリューゲルの為の練習曲 op.56(R.シューマン) 《p》

グリエール:プレリュードとスケルツォ op.32-1&2《cb.p》

フランセ:モーツァルト・ニュールック(野田一郎の為に)《cb.p》

ショパン:ピアノ協奏曲大2晩 op.21 第2楽章《p》

ベートーベン:ピアノソナタ「熱情」op.57 第3楽章《p》

ブラームス編曲:「シャコンヌ」クララに捧ぐ(J.S.バッハ)《p》

------休憩------

ブラームス:青春の歌 op.63より「我が恋は緑」他(フェリックス・シューマン詩)《cb.p》

ヨアヒム:「ヘブライのメロディ」op.9より《vla.p》

ジョンゲン:プレリュード、ハバネラとアレグロ op.106《cb.p》

ブラームス:間奏曲 op.119-1「灰色の真珠」《p》



野田 一郎 (コントラバス)

八十嶋 洋子 (ピアノ)

野田 裕美子 (ヴィオラ)


絵:三村 晴子


チケット、お問い合わせ:銀座ヤマハ

Tel. 03-3572-3132 (電話受付 11:00〜19:30)

料金 一般 3000円/学生 2500円 *全て税込み

定員112名、全席自由(要予約)  *未就学児のご入場はご遠慮願います。

共催/ヤマハ銀座店 03-3572.3132,スタジオ・フリーデル 03-5700-4033

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● 八十嶋洋子さんが愛するクララ・シューマンさんの晩年の住処はフランクフルト、それも私の住居から歩いて数分のところです。

● その近くには【ヘンゼルとグレーテル】の作曲家、エンゲルベルト・フンパーディンクさんも住んでいました。

● ドイツ近代音楽の重鎮パウル・ヒンデミットさんは私のオーケストラのコンサートマスターでした。

● ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェンさんの交響曲がウィーンで初演、演奏された時ウィーン・フィルのコンサートマスターだったルイ・シュポァさんは、我がオーケストラの音楽総監督だったこともあって、ベートーベン作品はフランクフルトで度々演奏されたという記録が残っています。

● ゲオルク・テレマンさんは市の中心に建つカタリーナ教会の教会音楽長を勤めました。

● エクトァ・ベルリオーズさんはオペラ劇場の近くでオペラ・オーケストラメンバーから「ベルリオーズさんですね?」と話しかけられて嬉しかったそうです。

● ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトさんは皇帝の戴冠式でフランクフルトに来ましたが、市から冷たくあしらわれて1ヶ月の滞在後気を悪くしてオーストリーに帰ったそうです。

こんなフランクフルトの隣町、オッフェンバッハ市の教会で八十嶋洋子さんと演奏しました。今回はそれを少し変化させて日本の皆さんにあまり知られていないフランクフルトの音楽的空気を感じていただきたいと願っています。 (野田一郎)


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